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2015年3月30日 (月)

「桜」

築地では、桜が満開になりました。

隅田川越しに見る「桜」は春の便りを届けてくれるようです。

昨今良く聞く話ですが、桜の中でも「ソメイヨシノ」の60年寿命説というのがあるそうです。

「ソメイヨシノ」は江戸時代に江戸の染井村(今の大塚の近く)で、植木師が接ぎ木で作った品種だそうで、DNAがすべて一つのものだそうです。

ですから、気候の差こそあれ、南から北へ時間を追って順番に咲いて行くのだそうです。

「ソメイヨシノ」は病気に弱い品種で、古木になると手入れが行き届かない木は、枯れたり、倒れたりするのだそうです。

以前、弘前公園の桜守の話をテレビで見ましたが、手を掛けただけとても長生き出来る木でもあるようです。

ですから、樹木医が冬の時期に手を加え、早く病巣を見つけて対処してやれば、春にはきれいな「桜」が楽しめるというわけです。

それでも最近は、別の品種の「桜」が植えられるようになっているそうです。

昭和の「東京オリンピック」から半世紀。この頃に盛んに植えられた「ソメイヨシノ」が今、全国で多くの人たちの目を楽しませています。

5年後の「東京オリンピック」以後は、新しい品種の「桜」が全国に普及して行くのでしょうか?

いずれにしても「春」の主役はやはり「桜」です。いつまでも見ていたい花ですが、満開を過ぎると潔く散って行く姿は本当に好きです。

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