「北陸新幹線開業」
以前は、信越線で碓氷峠を越えて、直江津まで行き、そこからまだまだ時間がかかりました。
軽井沢までもが長い旅でしたから、「特急 白山」に乗って、横川駅で「釜めし」、富山駅で「ますのすし」を食べてそれでもまだかと思うように時間がかかりました。
上越新幹線「越後湯沢」経由で「ほくほく線」を乗り継いでも4時間くらいかかっていたのが、2時間半で行けるようになったという事は、本当に画期的ですし、北陸地方には「悲願達成」という言葉がぴったりだと思います。
旧、加賀藩の伝統を今に伝える「小京都、金沢」、どうしても今までは時間的にも関西圏との結びつきが強かったと思いますが、これからは時間的な問題は無くなりますし、東京圏は「日帰り圏内」にもなってしまいました。
上野ー東京ラインも開業して通勤にもとても便利になりました。
早く移動できることは現代社会においては重要ですし、仕事や旅の効率も良くなります。
しかし、「のんびり移動する」という選択肢は無くなってきています。
車窓からのんびり眺める景色も「旅の醍醐味」だったという事が懐かしく思われるようになりました。
生活の多様化が求められる中、いろいろな選択ができる豊かさもあって良いのではないのかと思いつつ、北陸新幹線の開業を祝いたいです。
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