「福徳神社」の思い出
日本橋の室町地区の再開発に伴って、三井不動産が土地のシンボルになる様、立派な社殿が作られました。
以前は、小さな児童公園のようなところにひっそりと小さなお社が祀ってあるだけで、まさかこんな立派な社殿が出来るとは、思ってもみませんでした。
昔話になりますが、もうお亡くなりになったここの地元の頭が「甘糟さん」という方で、神社の縁起が周りの方によくわかってもらえないという事で、小生に看板を書くようにお話があったことを思い出しました。
ウチの地元の頭とも仲が良く、よく飲みに来ていてその流れで、こんな話が出ましたが、結局話だけになってしまって、やらず仕舞になってしまいました。
強面(こわもて)の頭でしたが、存在感があり眼力(めぢから)が強く江戸の気風を持っていた方でした。
新しい社殿をテレビコマーシャルで見るにつけ隔世の感があります。
それでも室町のシンボルになったことは何よりです。
「甘糟さん」の面影を偲びながら、お参りしてきました。
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コメント
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福徳神社の思い出:築地 魚がし 小田原町を拝見いたしました。
室町一丁目で生まれて70年〜・懐かしい名前が!「甘糟」さん❣️ 家の裏のお宅で、姉たちの方がよく知っていますが、甘糟さんのところでも確か娘さんもいらしたと思います。ご主人は、頭ということで、びっしり背中に〜江戸っ子!この頃の良い思い出が蘇ってまいりました。甘糟さんの家の前には、喫茶店・日本橋に向かった所に、鳥やさんが、また、家の角には、高柳電気屋さん〜私の家は、染色工芸家で手描き友禅をしていました。よろしくお願いいたします。
投稿: 成瀬 美絵子 | 2021年3月21日 (日) 11時13分