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2014年10月 3日 (金)

「衣替え」

学生の制服が10月1日から「衣替え」になりました。

季節の移ろいが毎年早く感じられるようになりました。

「のれん」も冬物に衣替えです。

ウチの店でも「のれん」を夏物から冬物へ架け替えました。

商売ではありますが、「のれん」の色を変えただけでも店の印象が変わります。

最近では、「のれんの衣替え」という行為自体も忘れられているようで、少々寂しい気がしますが、寿司屋さんや和食店など今でもきちんと掛け替えている店を見るとうれしいかぎりです。

もともと、「のれん」の色は商売によって色分けされていて、堅い商売(呉服店等)は紺色、菓子屋は「白」など、染料の数もあまり無かった頃からの慣習として、使う色が決まっていました。

ですから、一年中おなじ色の「のれん」を掛けていたという事になりますが、関東大震災後、東京が復興するにつれて、色々な店が出来て来ると、自分の店の飾り付けと言う事を考えるようになり、手っ取り早い飾り付けの一環として、武士がしていた「衣替え」の習慣が店の「のれん」の色替えに繋がったと認識しています。

祖父から聞いた所によると、昭和期に入るともう「のれん」の衣替えは始まっていたようです。

冬は藍染の「紺色」、夏は見た目にも涼しさを感じる「麻の白」と掛け替えていたようです。

今、麻の国産物は需要の減少で生産も無くなりつつありますが、国産物は中国産とはやはり違います。見た目はさほど変わらないように感じますが、糸の打ち込みがしっかりしているので、「麻は高いのに持ちが悪い」という事はありません。

価格も高いので夏の「麻」は減っていますが、冬物の「本藍染め」の紺色も普通の店では高くて使いきれないので、「人口藍」の物になっています。

いずれにしても季節の変わり目に「衣替え」という習慣が当たり前のように残って行って欲しいと思います。

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