「市場の線路」
水産棟の方は最近、活魚輸送のトラックが多いので荷重が重く、アスファルトで埋めてあった線路が60cmくらい顔を出していました。
ここは、よく顔を出す所なのですが、今回は枕木の部分までヒビが出て、輪郭をよく現しています。
バブルの前に線路は取り外され撤去されたり、そのまま埋められていたりしましたが、ガードレールとして再利用されている物も、市場では数多く見かける事が出来ます。
汐留駅の様に、ちゃんと残されればイイのですがここでは顔を出す度、タッチアップしています。
(汐留の0マイル標識の所の線路)
今更ですが、線路が出てくるからには、当然枕木も一緒に埋まっている訳で、移転後、ここを解体する時にきっと、業者は苦労される事でしょう。
鉄が高騰していれば売れますが、いちいち切らなければなりませんから今からご苦労が窺えます。
ここの場所は廃止の前、ほとんど車輛が入線していなかった部分でしたし、単線でポイントが無かったので、埋めてしまったのだと思います。
それにしても四半世紀経って、市場の引込み線の事を知らない人が見たら、まさかレールが顔を出しているとは全く思わないでしょう。
せいぜい、ガードレールを見るだけでしょうが、市場だから頑丈な線路を使っているとだけしか思われないでしょう。
この写真を撮っていたら不思議な顔をして見ている人が何人かいました。
話は変わりますが、小生の先輩が廃止の時に撤去される線路を少し業者に切ってもらってそれに銀メッキをかけた物を一本分けてもらいました。
通常、線路は輪切りにして記念品にするのですが、10cmくらいの物をメッキしてもらいましたので、文鎮にもなりませんが、今となって見れば貴重な記念になりました。
暮れになると又、線路が顔を出すようになると思いますが、お好きな方は今の内に見に来られればイイと思います。
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