「吾妻線」 (あがつません)
JR吾妻線は単線で「大前」という駅が終着ですが、ひとつ手前に「万座鹿沢口駅」があります。
今回、ダムで水没してしまうのは「川原湯温泉駅」と「長野原草津口駅」の間ですが、もう、新線の橋梁が出来ています。
単線にしては、いささか頑丈すぎるくらいの威容ですが、一方で観光の「ランドマーク」の役割も果たすのでしょうか?
また、今年になって、常磐線で走っていた651系「スーパーひたち」用の電車もこちらを走り出しました。
オレンジのラインが入れられましたが、前の185系の「草津号」よりは、窓が大きく、解放感が違います。
10数年前、この651系が「常磐線開業100周年」の記念に、何故か「吾妻線」を走った事があって、たまたまそれに乗った事がありました。
185系と比べると格段に乗り心地も良く、何より大きな窓が同じ場所を走っているとは思えないほど解放感が溢れていて、とても良かった覚えがあります。
上流の「不動大橋」と言う所から俯瞰して、あと10日位になった旧線の風景を撮ってきました。
まるでジオラマのように見えますが、ここがダムの湖底に沈んでしまうのかと思うと、少々寂しい気がします。
川原湯温泉の「跨線橋」(こせんきょう)も時代を感じられる国鉄時代のデザインです。
この近くには「樽沢トンネル」という、日本で一番短い7.2mのトンネルもあって、吾妻渓谷と共に観光名所になっていますが、この日はカメラマンが鈴なりでした。
「吾妻線」は、関東のJRのローカル線ですが、上野から直通の特急が走る数少ない線区です。
平日はどんどん客数が減っているようで、これから先がどうなるのかわかりません。
初秋の吾妻渓谷は天気も良く、のんびりできました。また線路切り替えの時期が過ぎたら行ってみたいと思いました。
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