「京野菜」と「加賀野菜」
「京野菜」と聞くと、「堀川牛蒡」や「九条ねぎ」、「壬生菜」、「加茂なす」、「聖護院かぶら」、などが有名です。
この頃は、京都ばかりでは無く、築地でも扱ってる業者さんが増えているようです。
築地の青果の後継者には京都で修業して来た人もいるので、その関係もあって以前より集荷も多くなっているのでしょう。
一方、「加賀野菜」というと、京都よりは知名度は低いかもしれません。
このポスターを見ても、あまり「ピン」と来るものはありません。
石川県出身の方なら分かるでしょうが、「源助だいこん」くらいしか知りませんでした。
もともと、江戸期までは「地産地消」が当たり前でしたので、こんなに輸送環境が良くなった今でも、栽培量が少ない品種は、東京でもなかなかお目にかかれない物なのでしょう。
一方、外国からの輸入野菜は、ネギは中国が主流だそうで、毎日口にする物の中ではどこの産地なのか全く知らずに世界の国々から輸入されている物を口にしているということです。
東京ブランドの「江戸野菜」も有名ですが、大消費地が近くにあるという事が、品種や生産量が多くなり、ブランド野菜を産み出してきた根源なのでしょう。
「地産地消」が見直されてきていますし、狭い日本の中で作って食べられる世の中になれば本当に良いと改めて思いました。
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