末広がりの 「八」(はち)
今日は八月八日で、パチパチと言う音に因んで「そろばんの日」だそうです。
漢字の「八」は、文字の形が下に「富士山の裾野」のように広がっている事から「八」の字を「末広がり」と言って、おめでたい数字としています。
「扇子」も「末広」という別称があり、飲食店も「スエヒロ」や「末広」、「末広鮨」など将来にわたって永く店が続くように、願いを込めて「おめでたい屋号」を名付けたのでしょう。
築地の魚河岸も「扇型」をした建物です。
これは鉄道輸送が主流だった頃の、ホームの有効長を最大限に取る為に、この様な形になった為ですが、80年も続いてきた「末広型」の建物は、一定の役割を果したという事でしょう。
小生の父は昭和八年八月八日生まれでしたが、祖父母は、「広がりっぱなしでバカになる」と言う事で、出生届は八月九日としたそうです。
話が脱線しましたが、中国や台湾、香港でも、車のナンバーは「8888」が引っ張りだこだそうで、富の象徴だそうです。
「八」は、漢字文化圏では共通に「おめでたい数字」となっている事を感じます。
やはり「末広がり」と言う意味が共通に理解されているからなのでしょうか?
時の悠久を感じます。
「八月八日」に思う事でした。
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