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2014年6月24日 (火)

専門店の名称 「○○屋」

子供の頃、近所には「○○屋」と言う様な、今で言えば「専門店」が沢山ありました。

因みに「薬屋」「花屋」「下駄屋」「電気屋」「寿司屋」「そば屋」「写真屋」「呑み屋」「ラーメン屋」「豆腐屋」「本屋」「和菓子屋」「化粧品屋」などが町内にありました。

今では「スーパー」に行けば何でもあるので、「○○屋」と言うような区別は入りません。

築地で珍しい専門店は「妻屋」でしょう。

刺身の妻物や野菜などを専門に扱っている店です。

大根を細かく妻物にした「白妻」、人参で作ったものが「赤妻」、緑の海藻が「おご」または「うご」と呼んでいて、ワサビなども扱っている店です。生姜もあります。ガリも扱っています。食用菊や葉蘭もあります。

魚以外の盛り付けに使う「紫蘇」もあって、「妻屋」は町場の「八百屋」と品揃えが少し違います。

「玉子焼屋」は厚焼玉子の専門店で、「卵屋」は鶏卵を扱っています。

「鮪屋」「貝屋」「鮭(しゃけ)屋」「蒲鉾屋」「泥鰌屋」「海老屋」「小物屋」など市場の中でも専門店がそれぞれあります。

「小物屋」とは寿司種になるマグロ以外の魚を主に扱っている店の事です。

面白いのは、ふぐを扱う「ふぐ屋」は、なぜか「ふぐちり」で使う「ふぐ葱」という細い「アサツキ」の様な葱だけは売っているという事です。

これは「妻屋」では何故か扱っていません。築地だけの事なのでしょうか?

今では仲卸も多品種を扱っているので、だんだん区分けが出来なくなりました。

ウチの店も、「のれん屋」ではありますが、「提燈屋」になったり「半纏屋」、「看板屋」、「手拭屋」、「旗屋」にもなります。江戸文字や角字、牡丹文字も書きますので「筆耕屋」でもあります。

今はもう、なくなってしまった専門店もあります。

「桶屋」、「羅宇(ラオ)屋」、「鋳掛(いかけ)屋」、「籠屋(作る方)」、「縄屋」、「貸本屋」、「駄菓子屋」、「質屋」、「金魚屋」など、近所にあった物や、時々来る業者などもありました。

「○○屋」と言うのは、扱っている品物に専門の知識があり、それを作ったり加工したりして商売が成り立っていたわけで、既製品が多品種もある昨今では、なかなか専門店に触れる機会が無くなっているのも仕方ない事でしょう。

しかし、人の口に入るものを商売にされている所は、「うなぎ屋」「洋食屋」「イタメシ屋」「小料理屋」「居酒屋」などまだまだ「○○屋」という呼び名が通っています。

思い出せばキリが無いほど「○○屋」はあるものですね。

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