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2014年6月27日 (金)

「原稿屋」

江戸文字や旗のマークなど、今ではパソコンのソフトを使えば手軽に作る事が出来ますが、小生の子供の頃には、原寸で原稿を書いてくれる方がいました。

祖父も父も自分で原稿を書いてはいましたが、時間が無かったり、急ぎの仕事の場合、江戸文字などは特に多く書いてもらっていたようです。

当時でも「年配のおじいさん」でしたが、千社額用の「小札」と呼ばれる、札用の業者名を書いてもらっていました。

「片ロール」と呼ばれる、片面がツルツルで、もう一方がザラザラになっている紙にボールペンで江戸文字が書いてありました。

それは、彫刻の時にツルツルの面を「ふ糊」という海藻から作られた「のり」を彫刻する材料に接着する為に使っていました。

これは彫刻が終わって、塗装をした後に紙をはがしやすいようにしたもので、今でもそうされている方もいます。いわば紙のマスキングです。

当時は、同じ名前の業者さんがいくつも「千社額」の中の「小札」にありましたので、彫刻をした後に、別の紙に「摺り型」を取っていました。

それでも、多い時にはサイズ違いの原稿が郵便で次々に送られてきていました。

今では信じられないくらい「魚がし」の仲卸業者からの贈り物としての「千社額」があった時代のことです。

今から30年くらい前まで書いてもらっていましたが、父も小生も書くようになって、また、「原稿屋さん」の体の調子もよくなくなって、頼むのをやめたようです。

今では、小生が何でも書いていますので、よほど細かい物は顧客側からデータで頂く事が多くなりました。

それでも、まだまだ肉筆で書く物は多くありますので、出来る限り書いて行きたいと思います。

もう40年くらい前の「原稿屋さん」の思い出話でした。

 

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