豪華!「寝台列車」
一見、アメフトのヘルメットか、鉄人28号の顔?にも似ている様なデザインです。
JR九州の「ななつ星」はディーゼル機関車が引っ張る「客車」ですが、こちらはディーゼル発電機で起した電力を使って、モーターを回す「ハイブリッド車」だそうです。
パンタグラフから電気を取って、モーターを回して走るのが「普通の電車」ですが、この「ハイブリッド寝台車」は、自分で起した電気で走るので、前後ともに機関車が付かないので、展望が楽しめるようです。
両先頭車が、ラウンジ付きの展望室なんだそうで、乗っているお客は皆さん利用できるようですが、一車両に一組しか泊まれない豪華な部屋も用意されるようです。
他の車両も一車両に三組しか利用できない「豪華車両」だそうです。
(マイナビニュースより)
10両編成で、JR西日本管内を廻る「豪華列車」で「ななつ星」よりは安価な運賃設定を目指しているようです。
定期列車の「あけぼの」が先日廃止され、「北斗星」や「カシオペア」も廃止されるというニュースを聞くと、国鉄時代から今までの、色々な階層の人達が、懐具合によって利用する車両を選んで乗れる「移動手段」が無くなってしまったのが、少し寂しく感じます。
時代の流れで致し方ありませんが、鉄道会社は「列車の旅」を売っている以上、新しい試みとしては大いに結構な話です。
(マイナビニュースより)
しかし「夜汽車の旅」が一般人には出来なくなってしまうと思うと、そんな列車も豪華で無くてよいから、そこそこのグレードの車両も作ってもらいたいと願わずにはいられません。
青春18きっぷや、周遊券を使って「夜汽車の旅」を実体験して来た小生も、もういい歳になりましたが、「ななつ星」やこの「豪華列車」にも乗って見たいとは思いますが、一方で若い世代にも「夜汽車の旅」を安価で実体験できる列車もあった方がいいと思います。
新幹線を大動脈とした鉄道網が整備され、速達タイプの移動手段は充実して来ましたが、一方で地方路線は、「通勤、通学の足」としての使命はありますが、運賃収入もさほど見込めない現状があります。
実際、目的地には早く着きたい心情があって、車窓の風景を楽しむ「汽車旅」とは整合性が取れない現状ではありますが、少々不便でも、そういう「汽車旅」がしたい人たちもいるのは事実です。
また、そういう「夜汽車ファン」「汽車旅ファン」をこれから作り出して行くのも新しい営業戦略にもなるのではないかと思います。
このプレス発表の記事を読んでいて「豪華列車」に乗る事を夢に見つつ、寝ている間に目的地に着く「のんびりした夜汽車の旅」もしてみたいと改めて思いました。
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