「全国日本酒ラベル名鑑」
昭和57年(1982)の本で、全国の日本酒メーカーの代表的な「ラベル」がフルカラーで載っているものです。
小生の家業である「のれん」に「酒造メーカーのロゴ」を染め抜くために、父が探して来たものです。
それまでは、近所の酒屋さんに頼んで、空きビンからお湯で剥がした物を拡大したりしてからトレースして書いていました。
そのころの飲食店は、酒の扱い銘柄で差別化が始まっていた頃なので、店内のカウンターの上に架ける「のれん」に銘柄を染め抜いていました。

知っている有名銘柄は勿論、全く知らない銘柄も数多く載っていて、しかもフルカラーなので、見ているだけでも楽しく、また色々な書体も勉強になりました。

当時、面白く思ったのは、鹿児島県には一軒も「日本酒メーカー」が無かった事です。
当たり前ですが本当に「焼酎メーカー」ばかりで、隣の宮崎県や沖縄県にはあるのですが、その頃は「へぇ~」と思いました。
今ではどうでしょう。また当時の「蔵」はどのくらい残っているのでしょうか?
現代では、インターネットが発達して通販でも銘柄を手軽に見る事が出来ます。
ただ、ここに書かれている書体は、楷書、行書、草書をはじめ、隷書や篆書、ヒゲ文字など、今見ても多岐にわたる書体で書かれているので、「文字」を生業にしている小生にとっては、とても為になる参考書になっています。
過去にいくつか「ラベルのロゴ」を書いた事がありますが、これを見ていると書いた職人の「勢い」みたいな物を感じる物もあります。
これからもこのラベルを書いた「職人」に負けないようなものを書いて行こうと思っています。
« 豪華!「寝台列車」 | トップページ | 江戸消防記念会 「消防殉職者慰霊祭」 »
「仕事」カテゴリの記事
- 「日本の漁港」(2014.11.07)
- 「ポチ袋」(2014.11.04)
- 「江戸文字体験」(2014.10.25)
- 「千社額のはなし」その2(2014.10.01)
- 「のれんの冬物」(2014.09.20)
この記事へのコメントは終了しました。







コメント