「市場俯瞰」
青空と扇型の卸売市場、そして遠くにビル群があって、独特の景色です。
ここは、仲卸の専用駐車場になっていて、また「茶屋」と言う、買出し人の為の配達の車の駐車場もあり、下にはセリ場もあったりして、複合的な機能を持った建物です。
屋上は7階なのですが、フロアのスパンが高いので15階位の高さがあるように思えます。
今日は休市前でしたが、ゴールデンウィークの狭間と言う事で、昼下がりの市場は、のんびりとしているようでした。
波除さんから伸びる「波除通り」も神社の表参道のように見えます。
まっすぐ延びる道は場外市場に繋がっています。
俯瞰して見るとこの市場は本当に敷地面積が大きいという事が改めて、感じられます。
普段、中を歩いていても広い市場ですが、一般の方がここに来られてもなかなか一日では歩き切れない広さがあります。
ここが豊洲に引っ越すのですから、銀座に近い広大な一等地になるのは自明の事です。
都心が高層ビル群ばかりになって、ここだけポッカリ開いた異空間のようにも見えますが、すぐ隣に「隅田川」が流れているので、落ち着きます。
角度によって、かろうじて「東京タワー」が見えますが、富士山はもう見えません。
汐留のツインタワーマンションに隠れてしまいます。
もう、この市場は出来てから来年で80年を迎えようとしています。
昭和の名残りを深く留めながらも現役でいる事が、ある意味不思議な気もしますが、あと2年で築地での幕が閉じると思うと感慨深く感じます。
まだ色々と小生の知らない市場を探してみたいと思います。
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