「時計台通り」
築地が開場してから間もなく80年を迎えようとしています。
その頃から市場のシンボルとしての時計台がありました。
その下を通っているのが「時計台通り」です。
築地市場の全景 (京橋図書館資料より)
皆が時計を持つようになって、時計台も役割を終え、取り付け台だけになってからもうどのくらい経つのでしょうか。
時計があった台形の取り付け痕が残っています。
一昨日ここの下の渡り廊下にウイングトレーラーがウイングを上げたまま突っ込んだそうで、まだ現場は見ていませんが、凄い事になっていたそうです。
あと2~3年で役割を終える市場ですが、時計台は市場の中からは、何処からも見えるように設計されていたので、まさに築地の「シンボル」でした。
時計があった頃の画像。 (中央区郷土天文館資料より)
トップ画像と魚類棟の方はほとんど変わっていません。
開場当時は、機能性や耐震性もさることながら、デザイン性も重視されていたのでしょう。
また色々と、築地市場の残照を撮って行きたいと思います。
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