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2014年3月 2日 (日)

「水神様の神輿蔵」

魚河岸水神社の神輿と山車は今、神田神社に「蔵」があるそうですが、小生の子供の頃には、旭冷蔵庫の隣の建物にあったと思います。

2014marno1_031

このあたりの右側にあった記憶があります。

友人たちと「魚がし探検」の途中、ここに石積みの階段が2~3段あり、両側に石の小さな狛犬があったのを覚えております。

扉は、深緑色の鉄扉で「何が入っているのだろう?」と思い、帰って父に聞いたところ、「あそこには魚河岸のお神輿がはいっているんだ。」と聞いた事があります。

加茂能山車までは分かりませんが、大小2基のお神輿が仕舞われていたようです。

2014marno1_035

この左側に神輿蔵があったと思われます。

旭冷蔵庫も今月で使用が終了となるように聞いていますが、古い写真にもあるように結構長く使われている建物です。

Photo_2

昭和20年代後期の旭冷蔵。漁船の右側あたりに新しい橋がかかる。

(京橋図書館資料より)


すぐそばに、環状2号線のスロープが出来るようで、浜離宮に近いこの辺もまづ最初に市場としての形が変わって行く場所になるようです。

2014marno1_046

すぐそばにできた、新しい橋の陸上の橋脚部分。

旭冷蔵の裏には、こんな時代物の手引き車がポツンとありました。

2014marno1_040

時代がタイムスリップしたように思えます。

旧国鉄の汐留駅が「シオサイト」に変わって、はじめて行った時、ここは何処?というような感覚がありました。

それは、周りが高い建物に囲まれていて、自分のいる場所が何処か全く分からなかったからでした。

それと同じように、ここも数年先には、何処だっけ?みたいになって欲しくはありませんが、浜離宮が見えれば、そんなことは無いかも知れません。

橋の建設ももう、本体工事が始まるようです。

1957


海から臨む「浜離宮」昭和32年(1957)。右が魚市場。

(京橋図書館資料より)

ここにあった、神輿蔵の事も、もう小生の世代で忘れられてしまうでしょうが、いくらかでもこの市場の歴史のひとコマを記憶に留めておきたいと思います。

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