「市場の運搬車」
小車は、堅い「樫(かし)の木」を使っていて、重たい荷物を運ぶのに最適な材料で出来ています。
年月が経っても、少しの修理で、また使い続ける事が出来ます。
車輪は鋳物で出来ていて、タイヤはゴムの無垢材です。
フレームと舵棒は「樫の木」です。
塩水で濡れていても、ほっとけば乾いて、また普通に使えます。
しかし、こんな簡単な物もあります。
これは、スチールパイプで出来た物ですが、やはり錆が来るので塩水を扱う水産の方では、やはり具合が悪そうです。
ですから、最近ではあまり見かけない「レア小車」です。
また、こんな物もあります。
市場内は狭いので、荷物を満載したこれを何両か連結して走っています。
昔は、上野駅などでも、鉄道郵便があった頃は、赤い色のこの様なトレーラーをみたものです。
連結して前進するのなら、あまり内輪差を意識しなくても電動車の後をうまくついて行きます。
まだまだ、築地では昭和の道具が、第一線で活躍しています。
« 「ソチオリンピック」 | トップページ | 「雪化粧」 »
「魚がし」カテゴリの記事
- 「築地で最後の年の瀬」(2015.12.19)
- 豊洲の「千客万来施設」(2015.02.12)
- 水神社 「正五九祭正月祭」(2015.01.08)
- 「更地」 (さらち)(2014.10.15)
- 「築地大橋」(2014.10.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント