「牡丹文字」 2
角字は、自費出版で本が出たようですが、牡丹文字の本はまだありません。
最も、牡丹文字は、一文字の場合もありますが、二文字で表現する場合の方が多くあります。
二文字の場合、右左に書く時と、左右に書く時もありますし、上下に書く場合もあります。また、陰陽で書く場合もあります。
また、書く人の個性も江戸文字より千差万別なので、これと言った決まりがある訳ではありませんが、小生が書くときは、いくつか考えながら書いています。
まず、何に使うかと言う事ですが、牡丹文字は半纏、手拭、白扇、提燈などに使われます。

これは、当店オリジナルのぽち袋のバリエーションですが、「笑」は江戸文字、「寿」は牡丹文字で書いています。
半纏の場合、背縫いがありますので、縫製が楽なように、なるべく中心に偏と作りの境を付けるようにしています。
襟文字の場合、小さいのであまりグニャグニャ書くとおかしなものになってしまいます。
ただ、あまり画数が多い文字はあまり牡丹文字にしても、見栄えが悪いので、デザイン的に止めておいた方が良いと思います。
難しいのは、画数が少ない文字で、一、二、三などの漢数字や上、下など、一文字の物は牡丹文字には向きません。

牡丹文字の「水」です。こちらもオリジナルですので、複製使用はお断りします。
また、左右対称の文字も難しいです。
牡丹文字や角字については、色々と書く事がありますので、また書きたいと思います。
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