「京都みやげ」
昭和40年代後半の事ですが、東京の中学生の修学旅行は、奈良、京都が定番でした。
もう、小生の世代は東海道線の「ひので」号ではなく、貸し切りの「新幹線」でした。
新幹線を利用する前まで使われていた、在来線の修学旅行用電車です。
(鉄道博物館にて)
当時は、団体行動が当たり前で、今の子供達の様に、タクシーを利用して、3~4人で選べる様なコース設定ではありませんでした。
京都では、唯一夜に団体で、新京極(しんきょうごく)という所に、「おみやげ」を買いに行く時間がありました。今も行くのでしょうか?
「京都みやげ」と言うと、当時は「生八ッ橋」の「おたべ」が定番でしたが、この「おみやげ」は、愛煙家だった亡き祖父へ買っていった「煙草ケース」です。
こんな物が出て来て、自分でもビックリです。
色々な柄の物が売られていました
フタは、「押ス」(カタカナ表記が時代を感じさせる)という所を押すと、バネのロックが外れて、「パカッ」と開きます。
新品同様なので、40年も前のものが今も売っている様な感じがします。
今の「タバコ」でも、対応しますが、嫌煙と分煙の世の中ですので、まさか今では売っていないでしょうし、もう骨董の部類に入るのではないでしょうか?
祖父は、これを喜んでくれて何回かは使っていたようですが、引き出しにしまいこんで、それがどういう訳か、最近になって出て来て、懐かしさと不思議な感じとが入り混じっています。
せっかく、出て来たものですが、このまま取っておく事にしようと思います。
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