「吾唯足知」 (われ、ただ、たるを、しる)
茶室に入る前に、手や口を清める為の石の「手水鉢」(ちょうずばち)ですが、水を溜めてある周りに、漢字が四文字刻まれています。
上から、「五・隹・疋・矢」と読めます。
そして、水のまわりの枠の「口」と言う字を組み合わせると、「吾・唯・足・知」(吾れ、唯、足るを、知る」となる訳です。
この文字がどういう意味かと言うのは、いくつか説があるようです。
龍安寺の庭には15個の石が無造作に置いてあるように見えますが、一度に見えるのはどの角度からも、14個しか見えないそうで、「不満ばかり言うのではなく、それを満足と思える気持ちを持ちなさい。」という戒めの意味と、「足る(満足する)事を知る人は不平不満が無く、心豊かな生活を送ることが出来る。」という意味があるそうです。
普段、何かと忙しくしていて、小さな事にも不満を持っている気持ちを「吾・唯・足・知」の心で、穏やかに過ごせたら本当に良い物だと改めて思います。
、「吾・唯・足・知!」、良い言葉だと思います。
« 千住宿、奥の細道 「芭蕉像」 | トップページ | 「小正月」を過ぎて »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 「水無月」(2015.06.05)
- 「いよいよ、つきじ獅子祭」(2015.05.31)
- 「文字の面白さ」(2015.05.28)
- 「京都のエスカレーター」(2015.05.09)
- 「福徳神社」の思い出(2015.03.23)
コメント