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2014年1月14日 (火)

水神社の「正月祭」

場内にある「水神社」で、先週の7日(火)に「正五九祭」の内の「正月祭」がおこなわれました。

2014janno3_014

本来は、1月5日に行なわれているそうですが、今年は「初荷」が日曜になった関係で、日取りが変更されたようです。

2014janno3_012

神田神社(神田明神)から、神職が訪れ、祝詞を奏上します。

主催は魚河岸会で、揃いの半纏を着て祭詞に臨みます。

「正五九祭」とは、正月と五月、九月に他の月とは規模が違う「お祀り」を行なう所からこの呼び名があるそうで、正月ですから「正月祭」と言う訳です。

高張り提燈と大幟も掲げられて、魚河岸の今年の商売繁盛を祈願します。

2014janno3_002

「魚がし」と書かれた高張り提燈。

以前も書きましたが、「魚」と「し」は普通に読めますが、「の」の上に「一」と、「の」の横に「¨点々」が付きます。

これは、「一」と「の」ではなく、「可」の字のくずし字なので、「か」と読み、その横は濁点なので「が」と読む訳です。

ですから、「魚のじ」ではなく、ちゃんと「魚がし」と読める訳です。

魚河岸マークも同じ様に「魚がし」と丸く収まっています。

2014janno3_020

この様な正月の光景も、移転があるので、あと2~3年しか見られなくなります。

魚河岸会は正月に「成田山 魚河岸講」の参詣もあるそうです。

成田山にも、「魚がし」と書かれた、「天水桶」や「大提燈」も奉納されています。

浅草寺や川崎大師にも「大提燈」が奉納されています。

上記の寺以外の寺社に行かれた時には「魚がし探し」をしても面白いでしょう。

いかに、日本橋時代から「魚がし」の人たちが「講」を組んで各地に出掛け、商売繁盛を祈願し、様々な奉納品を残して行ったかが分かって、信仰心の篤さも感じられると思います。

築地市場開場以来、今も続く、伝統の「正月祭」です。








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