「北陸新幹線」 ほくりくしんかんせん
最速タイプ「かがやき」は、東京~金沢間を、2時間30分で結びます。
他に、東京~金沢間の途中停車タイプを「はくたか」
富山~金沢間のシャトルタイプを「つるぎ」
東京~長野間(現、長野新幹線部分の往復)は「あさま」となりました。
「かがやき」を利用すると、現在、越後湯沢から「ほくほく線」経由で3時間50分かかっていたのが、1時間20分の短縮になります。
今まで「長野新幹線」と呼ばれていましたが、今後は「北陸新幹線(長野経由)」と言う風に呼ばれるそうです。
新幹線の”愛称”について、面白い話があります。
今までは、全列車が、「倭語=訓読み」の愛称名だったということです。
在来特急は、「雷鳥」、「カシオペア」、「北斗星」など、音読みやカタカナがありますが、新幹線に関しては、今回の北陸新幹線の愛称決定までは訓読みの愛称でした。今回は「はくたか」がこのセオリーを破ってしまいました。
以前にあった「グランドひかり」や、今もある「MAX○○」は二階建て車両を使ったという種別なので、メインの愛称はあくまでも「訓読み」でした。
日本独自の新幹線技術を世界に知らしめるために、暗黙の取り決めでもあったのでしょうか? 興味深いですね。
東海道・山陽新幹線は「のぞみ」、「ひかり」、「こだま」
九州新幹線は「さくら」、「つばめ」、「みずほ」
東北・山形・秋田新幹線は「はやて」、「やまびこ」、「こまち」、「つばさ」、「なすの」
上越・長野新幹線は「とき」、「たにがわ」、「あさま」です。
東北新幹線の開業当時にあった「あおば」や、上越新幹線の開業当時にあった「あさひ」も訓読みでした。
こうして見てみると、今後の新幹線の愛称を公募する時には、「訓読み」が条件だと思って、応募すると良いでしょう。ただ、今回の「はくたか」がネックになるかもしれませんが、、、。
話は戻りますが、金沢~敦賀間までは、ルートが決定していますが、敦賀~新大阪間のルートは未だ色々な自治体間の思惑もあり、未定だそうです。
リニアモーターカーの名古屋~新大阪間も同じです。
聞く所によりますと、どうも双方とも京都停車がネックになっているようです。
また、今回の北陸新幹線は、JR東日本とJR西日本が初めて「上越妙高」を境に共同運営することになり、米原や京都を経由すると、JR東海との絡みも出て来て、今後も紆余曲折がありそうです。
なにはともあれ、開業したら早く乗って見たいものです。
« 「佃大橋」 つくだおおはし | トップページ | 「夏のれん」と「冬のれん」 »
「鉄道」カテゴリの記事
- 「北陸新幹線開業」(2015.03.14)
- 「ブルートレインの終焉」(2015.03.13)
- 「市場の線路」(2014.10.16)
- 「鉄道の日」(2014.10.14)
- 「東海道新幹線 開業50年」(2014.09.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント