「商売道具」その1
小生の商売道具と言うと、まずは「筆と墨」です。
筆は、書く対象によって様々な太さがあります。主にイタチの毛で作ったものを使います。その訳は、弾力があり、墨の降り方が適度に良く、穂先がしっかりしていて、慣れるととても書きやすい筆だからです。
書き慣れないと弾力が強すぎて言う事を聞きません。
提燈屋がよく使ってる種類の筆です。
まだ小生が若い頃には、「筆屋のおじさん」が行商で訪ねて来ていました。オートバイで、1年に2~3回来ていました。
細い面相筆から、軸が6~7cmくらいの太筆まで色々なサイズと種類の筆を持って来ていて、来るたびに何本か買っていました。
筆の種類と用途を聞くのが楽しみでした。
もう今では行商のおじさんは亡くなって来ませんが、その筆屋さんと直接取引しております。
筆を使う頻度も昔より減りましたが、まだ色々と使っています。
メニューやポスター、感謝状や表彰状、筆書きのロゴマークの製作など、また駒札やきんちゃく袋、角字、牡丹字などの細かい物の筆耕などにも使っています。
勿論、墨も使いますが、いつもは墨汁を使います。
最近色々な種類の墨汁がありますが、これが一番使いやすいので使い続けています。
ロゴマークを書く時は壷入りの墨汁も使います。
書く事は好きなので、書きながら色々と工夫して書くようにしています。
のれんなどを書くときはまた別の道具を使いますが、また物の機会で紹介します。
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