「JR東日本のクルーズトレイン」
九州の「ななつ星」とは違い、機関車を使わずに、架線がある所ではパンタグラフから電源を取り、無い所では床下の大型発電機で起した電気で走る(EDC方式)というシステムを初めて採用するそうです。
デザインは、フェラーリのデザインも担当した、工業デザイナーの奥山 清行氏がプロデュースするとのことで、九州の水戸岡氏を意識しているようです。
(JR東日本プレスリリース画像より)
10両編成で運行されるようで、東日本管内に留まらず、北海道や他のJR線にも乗り入れられるよう、電源も直流と交流3電圧に対応できる車両になるそうです。
また、新たにC58型蒸気機関車を復元工事させていたり、レストラン列車を走らせたりと、ゆっくりした「地方の旅」をコンセプトに、内容を色々と変えて「鉄道の魅力」の再発見を目指しているようです。
JR西日本も、ディーゼル気動車式の「クルーズトレイン」を企画しているようで、日本で初めての、ディーゼル寝台車を作るそうです。世界遺産を巡るツアーを中心に、大阪を起点に走らせるようです。
豪華な列車が走るのは良い事ですが、その一方で「夜行列車」と呼ばれる、列車や「寝台列車」はほとんど姿を消してしまいました。
採算が一番の理由でしょうが、新たなコンセプトでこちらの方も復活してもらえれば、有難いと思います。
30年以上前には、遠くまで旅行するには「周遊券」という切符があり、夜行列車での移動は、貧乏学生にとって、貴重な列車だった事を知っている方も多くいらっしゃるでしょう。
「旅情」という言葉が、見直されてそれを又、体験できれば嬉しい事だと思います。
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