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2013年9月20日 (金)

「市場の岸壁」点描

築地市場を訪れても、なかなか岸壁まで行かれる事は無いでしょう。

今、環状2号線の隅田川に架かる「新、第一橋梁」工事の真っ最中です。

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虎ノ門から始まり、新橋、汐留、浜離宮を経由して、市場の南側から勝どき地区に渡るそうです。

先日、名前が最終候補として、発表されました。

「新虎通り」(しんとらどおり)だそうです。若い子たちに言わせれば、”ダサ!”です。

どうして、こう安易に名付けてしまうのでしょうか?

201309_no2_030

こちらは、対岸の勝どき側で、つい最近までここに臨港消防署(船や港湾の火事に備えて、消防艇が係留してあった。)がありました。

市場の南端は、昔から静かで、浜離宮や竹芝桟橋、東京タワーがよく見えました。

竹芝方面は今も同じような景色が望めます。

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右が竹芝、左が豊海。 中央、芝浦の所に「レインボーブリッジ」が少し見える。


今は、堤防が出来て、汐留地区に高層ビルか乱立してしまって、かつての風景は見られません。

201309_no2_038

ここから見えた、高い建物は、東京タワーと、浜松町の貿易センタービルだけでしたが、後者はもうここから見ることはできません。陰に隠れてしまいました。

岸壁から少し入れば、まだドップリ、「昭和」が残っています。

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廃棄された木箱が放置されていました。以前は、皆燃やせたのですが。

冷蔵庫(右の建物全部)も古いままですが、まだ現役です。

201309_no2_048

外壁は、モルタルの打ちっぱなしです。ここは、古い時代そのままの雰囲気がいっぱいです。

201309_no2_052_3

予定通り移転が始まると、あと、2~3年でこの建物もなくなってしまうでしょう。

何気ない、日常の中でも、少し来ないと、とんでもなく景色が変ってしまう場所が築地には今、多くあります。

架橋の工事は、まだ半年前とあまり変わっていないように見えますが、「橋桁」がかかれば、突然景色が一変してしまうでしょう。

数年先に、ここに「新虎通り」が通るのかと思うとやっぱり、???です。

M0006531011

昭和30年代の築地市場です。中央左側の冷蔵庫が、この建物です。

天気が良い日には富士山が綺麗に見えました。

(京橋図書館資料より)

Photo_2

船の後ろの階段が今と変わりません。

停泊中の船の後部あたりが、橋を架けている場所です。

(京橋図書館資料より)

もうすぐ、橋が架かり、道路が実際に通ると、この辺も相当風景が変わってしまします。

取り敢えず、7年先まではこの周辺の変りようを、この目で確かめておきたいと思います。

 



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