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2013年9月22日 (日)

「東京劇場」 (東劇)

東劇は「東京劇場」」と言い、今のビルに建て替わる前までは、重厚な建物でした。

S5

「東劇」竣工 (京橋図書館資料より)

昭和5年(1930)の3月に竣工し、歌舞伎や演劇が上演されていたそうです。

S5_10

竣工時の夜景。ライトアップされている当時としては、珍しい写真。

(京橋図書館資料より)

東劇は、空襲でも難を逃れたので、焼けた「歌舞伎座」の代わりとして、再建するまでは、ここで「歌舞伎」が上演されていました。

昭和26年(1951)に「歌舞伎座」が再建されると、「東劇」は、劇場から、映画の「封切り館」として全盛を極めたそうです。

すぐ、隣には同じ時代に建ったと思われる、京橋郵便局の建物もありました。

S30_2

昭和30年代の初めごろの、京橋郵便局。

(京橋図書館資料より)

古い東劇の時は、中に入った事はありませんでしたが、新劇場になってからは、「風と共に去りぬ」などのリバイバルを何度か見に行きました。

また、晴海通りを挟んだ、反対側には「松竹セントラル」という、映画館があり、波除神社の祭礼では、この辺まで、神社神輿が渡御していました。

今はもう、この辺は渡御しませんが、何度か、首都高の万年橋を越えて、鉄砲洲神社の神域である、歌舞伎座の前まで、神輿が行ってしまった事があります。

当然、渡御は綱を切って、中止になりました。

新しい「東劇ビル」には、竣工当初から、「富士銀行」(現、みずほ銀行)が入っていましたが、今は、「ナチュラルローソン」になっています。

今は、ここに松竹の本社が入っています。

戦前、戦後と人々を娯楽で楽しませていた場所です。

これからも、築地にある、エンターテイメント施設として、あり続けて行ってもらいたいと思います。

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昔の築地」カテゴリの記事

コメント

ついに東劇と京橋郵便局が出てきましたね。

両方ともミルクチョコレートのような色をした外壁でした。

東劇といえば、地上から少し下がったところに入口らしきものがあって、橋幸夫さんや由美かおるさんの写真が飾られていたような気がします。

京橋郵便局は歩道から地下1階部分がみえるようになっていたかと思います。ボンネット型のトラックが出入りしていたのを記憶しています。建物は私がたしか小学生のころに更新された気がしますので、今ではだいぶ古くなってきたと思います。

関連して、あの頃の歩道は正方形のもちを敷き詰めた感じでしたね。

東劇やセントラルは東銀座駅の近くで交通の便はいいのですが、日曜日などの休みの日には、渋谷とか有楽町などの盛り場と違って、落ち着きすぎて、そこが残念なところなのかもしれません。

でも、築地に映画館があるなんてすばらしいですよね(^_^)v

あさかぜさま、コメント有難うございます。

京橋郵便局の杮落しに、正月の一日から、築地小の女の子が3人、テープカットに参加していまして、小生の妹がその一人に選ばれました。

懐かしい思い出がよみがえりました。

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