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2013年9月13日 (金)

このごろの 「銀座界隈」

仕事で銀座には、よく行きます。

みゆき通りには街燈に鳳凰が乗っています。

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さりげなくあるのが、イイですね。

銀座も時代の流れと共に町の姿を変えています。

並木通りの空き地が、時の変遷を象徴しています。

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並木通りの角が時間貸しの駐車場になっています。

昔は「ケントス」が入っていたビルがあった場所です。

何度か行きましたが、いつも楽しい店でした。

クラブ街は最近、本当に駐車場が目立ちます。

お客様に、クラブのママさんがいますが、 毎年、節分前の頃になると弓張提燈を何本か小生の店で作って下さいます。

そのママさんに面白い話を聞いた事があります。

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銀座7丁目。小さいクラブが数多くある。

つい10年位前までは、銀座のクラブは、新橋の花流界あがりのママさんが結構いて、(今もいます) 「お化け」(花柳界独特の新年の行事=節分の行事)という行事があり、お客さんも、常連さんはその事を知っていて、節分前後には必ず店を訪ねていたそうです。(当然、御招待の声がかかりますが。)

花流界では、節分の次の日、つまり立春(2月4日)が新年と言うことで、お客さんと一緒に新年を祝い、楽しんだのが当たり前の習慣になっていた様です。

芸者衆は、節分の前後には、ちゃんとしたお座敷用の着物ではなく、新年の息抜きみたいな感じで、ドレスを着たり、仮装をしたりして、お座敷に出ていました。

これは遊び心で自由にできるそうで、お客もその事がわかっていて、それを1年に1度の目出度い事として楽しんでいたそうです。

置き屋さんにとっても、新年の行事ですから、当たり前の様に、何も言いません。今でも、花柳界ではこの「お化け」の行事が続いています。

ですから、クラブも形を変えて、この習慣を続けて行っている所もあるという訳です。

前出のクラブのママさんは、お客さんの中で、年男の人に、弓張提燈にその方の名前を入れて、プレゼントされています。

こちらのママさんの店では、その様にされているようですが、クラブによっては、色々と嗜好を凝らしているようです。

常連さんの方も、大手の会社は、転勤がありますので、引き継ぎ時には必ず、後任の方を一緒に連れて来て、ママに会わせて顔繋ぎをし、お店の引き継ぎもしてくれていたそうです。

しかし、最近では、転勤も知らせずに、いきなり店に来なくなってしまうのが、時代の流れとはいえ、「銀座も寂しくなってしまった」と、嘆いておりました。

新橋花流界の行事が、クラブにも引き継がれているのが、銀座のクラブ特有の歴史にもなっていたようですが、時代の移ろいと共に、このように当たり前に続いて来た事も、過去の遺物のようになってしまった事が、寂しく思われます。

並木通りは、外国のブランド店が軒を連ねていますが、江戸期から連綿と続いて来ていた、このような花柳界の暗黙のルールみたいなものが薄れて行くのを見ていると、効率ばかりではない、銀座の歴史と共に、この国の裏打ちされた「良さ!」みたいな物が失われて行くのが、寂しく感じます。

松坂屋が閉店しましたが、新しい流れと共に「銀座」はこのような{粋}な伝統も、さりげなく続けて、守り抜いて行って欲しい物だと思います。




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