「関東大震災」 から90年
大正12年(1923)午前11時58分、相模湾北部を震源としたM7.9の大地震が起こりました。
首都東京は被害の映像や画像が多く残っていますが、神奈川県の方も報道件数が少ないだけで、被害は甚大だったようです
築地周辺も、浜離宮を除きほとんどすべてが焦土と化しました。
(京橋図書館資料より)
明石町の外国人居留地も被災しました。
本願寺も灰燼に帰し、石灯籠だけが残りました。
(京橋図書館資料より)
魚河岸が築地に早期移転する最大のきっかけになったのがこの、「関東大震災」でした。
本願寺は、その後復興し、今と同じ外観を現しました。
昭和10年の本願寺。 (京橋図書館資料より)
近代になってからも、銀座から築地にかけては、明治初期の銀座大火、大正末期の関東大震災、昭和中期の大空襲と何度も被害に遭っては、復興を遂げて来ました。
このように考えると、災害と災害の間の「平和な期間」と言うのは、歴史の中ではごく短い間でしか無いような気がします。
おととしの、「東日本大震災」では、その後の原発事故の影響が今も続いています。漁業にも甚大な影響をもたらしてもいます。
自然災害でさえ「復興」と言うのは、大変な労力と時間がかかります。不断の努力も必要でしょう。
今、東北の被災地の中で、一生懸命に生きて、必ず復興を成し遂げようとしている方々の事を思うと、本当に頭が下がりますし、何かの形で応援したいと思います。
90年経った「関東大震災」と現在進行形の「東日本大震災」の被害は、時代こそ違いますが、自分の事としてもう一度振り返る事も必要なのではないでしょうか?
改めて考えさせられる”9月1日、防災の日”です。
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