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2013年9月25日 (水)

銀座「音と光のパレード」

パレードと言うと「東京ディズニーランド」の煌びやかなパレードを想像されるでしょうが、今から45年前の昭和43年(1968)から、銀座通りでも夜のパレードが行なわれておりました。

S431010_no3

銀座4丁目交差点、昭和43年(1968)10月。

第一回「大銀座まつり」

(中央区フォトギャラリーより)

明治100年を記念して「銀座通連合会」が主催し、「大銀座まつり」として始まったのが最初だそうです。

都電が無くなり、その敷石が平らに磨かれ、銀座通りの歩道になってからの「新しい銀座」をアピールする、一大イベントでした。

「光は銀座から!」をキャッチフレーズに、華々しく始まりました。

最大の呼び物である、「音と光のパレード」は、金曜の夕方5時ごろから始まりました。

松屋、三越、松坂屋、阪急の各デパートと、資生堂、サッポロビールなどの協賛各社の趣向を凝らした「フロート」(花自動車)が灯りを煌々と点けて目の前を通り過ぎます。10台位はあったと思います。

S52_no1

昭和52年(1977)  (中央区フォトギャラリーより) 

夜の銀座は子供心にもまぶしく映りました。明るさも音響も「フロート」ごとのオリジナルでしたが、いつもカッコ良く見えたのが「資生堂」のフロートでした。(個人的な感想ですが。)

会社名が装飾されたフロートの上には着飾った人たちが、ダンスをしたり色々なパフォーマンスをしたりしておりました。

銀座中央通りは、人でごった返していて、後ろからはなかなか見えません。築地から見に行っていたので、父が脚立を持って行った事もありました。

肩車に長時間耐えられなかったからでしょう?

S56108_no1

松屋前から三愛方面を臨む。フロートの灯りがひと際明るかった。

昭和56年(1981)    (中央区フォトギャラリーより)

バブルの頃には、飾り付けもパフォーマンスも派手になり、この一時の為にかけた時間と費用は半端なものでは無いと思われるようになっておりました。

パレードの当日は、各フロートが明石町の岸壁の道に集められ、最終準備をしている光景を何度か見た事があります。

出発時間になると、一斉に銀座方面にっ向かって行きました。まだ、電飾が灯らない「フロート」は「粗」が見えてしまって、どこか滑稽にも見えました。

ここは現在、聖路加タワーになってしまっていて、中央区の施設”かざぐるま”と佃大橋の間を貫く道があり、塀を隔てて、看護婦寮があり、桜の時期は中から道にこぼれる「桜」が見事に咲いていました。

隅田川寄りは汚い遊歩道の様になっていて、いつもタクシーが休憩していた、知る人ぞ知る、地元の隠れた抜け道でした。

Photo

綺麗な頃の「フロート」の集合場所。右が隅田川。左が聖路加看護婦寮。

今では聖路加タワーのテラスになってしまっていて、当時の面影は何もない。

当時ほ、岸壁にカミソリ堤防があって、隅田川はもう見えなくなっていた。

(京橋図書館資料より)


話が脱線してしまいましたが、そんな、「音と光のパレード」も、平成11年(1999)を以って最後になりました。翌年は中止となったそうです。

バブルの崩壊以降、なかなか大企業でもお金が掛けられなくなってしまったからなのでしょう。

1年置いて平成13年(2001)から「銀座アキュイュ」というイベントが始まったそうですが、これについてはまだ1回しか行なわれていないそうです。小生も何をやっていたか知りません。

ですから、「夜のパレード」はもう1999年の21世紀を目前に終了し、今はありません。

今思うと、銀座の会社(企業)の旦那衆(ばかりではないが)が普段お世話になっている「お客様」に感謝する意味もあり、社会にその利益を「目に見える形で還元する。」という事を当たり前のように実行していた時代だったように思います。

なかなか今ではできる事では無いと思いますが、日本人がまだ上を向いていた時代の「古き良き時代」の「ワンシーン」だったのかもしれません。

しかし、この「音と光のパレード」は多くの人の心に今でも残る、高度経済成長時代の「思い出」になっている事だけは、確かです。

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