「東京高速道路」
「首都高速道路」ではありません。数寄屋橋の上を走っている道路の事です。
「ギンザ9」や「GINZA INZ」,「西銀座デパート」などの上を走っていて、この区間は無料区間になっています。
右が「東京高速道路」。スクランブル交差点は数寄屋橋。
戦後の交通量の増加と共に、一般道は飽和状態になり、財界人23名が発起人となり、株式会社を作って、川を埋め立て、高速道路を作ったそうですが、道路下の店舗の家賃収入を運営費に充てた、当時としてはユニークな施設でした。
ただ、ここは一般自動車道扱いで、本来の意味での「高速道路」ではありません。
昭和35年(1960)完成直後の「東京高速道路」
(京橋図書館資料より)
しかし、川を埋め立てた時に住居表示を確定しなかった事もあり、今でもここは郵便物の集配などには、店舗の出入り口向かいの地番に「○○番地”先”」と表示しなければなりません。
また区境と言うこともあり、納税や、国勢調査などの時には、話題になったりします。
部分共用時代。 (京橋図書館資料より)
小学校に上がる前、父が車で新橋の入り口から入り、途中で車を止めて、ボンネットを開けて、故障車の様に見せかけて、黄色い山手線や、特急「こだま」などを見ていました。新幹線が開通してもよく連れて行かれました。
無料と言う事で、同じ様な事が思い出の方もいらっしゃるでしょう。
数寄屋橋交差点上 (中央区フォトギャラリーより)
ウチの子供が小さい頃に、同じ事をやってみましたが、交通量が多くて昔の様には行きませんでした。
いま、汐留方向は、環状2号線の工事で、新橋ICから先が工事中です。
どのように出来上がるのでしょう。
この道路は、たった2kmしかありませんが、今でもバイパス道路としての役割は充分に果たしています。
阪神大震災の後に補強工事を行なったそうですが、もう、50年以上経っていると思うと、やはりここにも更新の時期は来ているのかな?とも思います。
ただ、銀座を信号無しで迂回できるのですから、便利のひとことです。
知る人ぞ知る、「東京高速道路」です。
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