新橋駅前のSL 「C11 292」
この蒸気機関車が新橋に来てから、もう40年近くになります。
日本の「鉄道100年」を記念して、「汽笛一声新橋を♪」の鉄道唱歌でお馴染みの「新橋」に保存される事になったそうです。(鉄道開業当時の新橋駅は、今の汐留ですが)
この機関車 C11 292 の車歴概略は、戦時中の昭和20年(1945)2月 日本車輛で製造され、廃車になるまで他区に移動する事も無く、姫路第一機関区の配置で現役時代を過ごしたそうです。
ですから、東京とは無縁の機関車です。
本来の「鉄道発祥の地”新橋駅”」は後ろに見える「日テレタワー」の奥。
戦争中の製造だった為に、物資が不足していて、煙突の後ろの四角い2つの箱の様なドームは、お椀を逆さまにしたような形のものが付くのですが、簡略化されています。
”鉄道100年”、昭和47年(1972)10月14日は、汐留貨物駅から、SL C57が牽く記念列車も運転されました。
小生も見に行き、記念パンフレットをもらって来ました。
C11 292もその「鉄道記念日」に合わせる為に、8月に姫路から品川へ回送され、翌月に汐留駅で分解され、新橋駅西口で再び組み立てられて、保存展示されるようになりました。
汐留には開業当時と同じ場所に駅舎が復元されています。「0哩(ゼロマイル)標識」も設置されています。
今ではこの機関車周辺が「SL広場」として待ち合わせ場所にもなっていますが、地元の人たちの手入れが良いのか? いつも綺麗になっています。
サイドのナンバープレート
このあたりの風景は、変わって行くスピードが物凄く早いので、ミスマッチな感じもしますが、これからも長く綺麗に保存されて欲しいものです。
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