「八官神社」
江戸時代、ここは八官町(はちかんちょう)と言う町名で、神社はもともと「穀豊稲荷神社」と称していたそうです。
関東大震災後の区画整理で町名がなくなることを嫌った町民たちが「八官神社」と名前を変えて町名を残したということです。
鳥居と賽銭箱の「投入口」ばかりが目立ちますが、間口1メートル程の作りで、ガラス張りの奥に小さな社殿が鎮座しています。
八官と言う名称は、元和の頃(1615-23)にオランダ人ヤヨウス・ハチクワンという人物に下賜された屋敷地名に由来するそうです。
明治2年(1869)に一度、焼失し、同5年(1871)再建されました。
当時はどれだけの大きさだったのでしょうか?
昭和12年(1937)鉄筋コンクリート造りとなり、昭和57年(1982)にはビルの中に入ったそうです。更に、数年前に現在のビルに納まったようです。
銀座で唯一神主がいる神社だそうですが、この神社は、「商売繁盛」と「金運上昇」それに「宝くじ」での御利益があるとされているようです。
「銀座八丁神社巡り」という、西銀座に鎮座する十二の神社を廻るイベントが年に一度あるそうですが、すべて「赤坂日枝神社」の神域にある個人や町で祀られた神社です。
「八官神社」も入っていますが、先日銀座「松坂屋」が閉店し、その屋上に祀られていた、「靍護(かくご)稲荷神社」は暫く拝めなくなりました。
西銀座には12の神社があるそうです。東銀座(鉄砲洲神社の神域)には「宝珠稲荷神社」、「演舞場稲荷大明神」、「歌舞伎座稲荷大明神」の三つだけだと思いますが、まだあるかもしれません。
徒歩でも2~3時間くらいで全部廻りきれる距離なので、機会を作って巡って見ては如何でしょう?
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