「烏森神社」
御祭神は、倉稲魂命(うがのみたまのみこと)、天鈿女命(あめのうづめのみこと)、瓊々杵尊(ににぎのみこと)の三柱の神々です。
創建は天慶三年(940)とされる古い神社です。ここの特徴は、社殿の造りもそうですが、何といっても入り口の「鳥居の形」です。
表参道の内側ら見た鳥居
面白い形の「鳥居」です。これは木製です。
特に区分する名称が無く、「烏森神社」独特の鳥居だそうです。
江戸時代は普通の鳥居だったようです。
ここの参道は、両側に一杯飲み屋や小料理屋、焼き鳥屋などが立ち並び、普通の神社とは一線を画す風景です。
左奥が社殿です。
参道は烏森神社の所有地だそうなので、一代限りの賃貸契約で、その後の更新はしないそうなので、いずれは他と同じような参道になるのでしょう。
社殿の前の通りは細く、昔の風情が漂います。
本殿前のコンクリート製の鳥居。
木製の物と同じ形です。
明暦の大火(振袖火事)でも焼け残ったそうなので、それ以後、焼失しなかったという御利益が注目されて、大層賑わったそうです。
「江戸の三森」の一社(柳森神社、椙森神社、烏森神社)として有名だったそうです。
本殿から、表参道を臨む。
周辺は、マンションがほとんど無いので、夜間人口は少なく、寂しい限りですが、町会活動はまだ盛んな様で、七月には「こいち祭」が開かれたりします。
五月の本祭りには本社神輿が出ますが、神社の名前にちなんで「屋根の四方」にくるっと丸くなっている「蕨手」に黒い烏が小鳥の代わりに付いているのが特徴です。
本当に都会のど真ん中にある神社ですが、モダンな建築とユニークな鳥居を見に来る参詣客も多いそうですが、願いによって色が違う、心願色みくじもあり、本殿右下には、このような願を掛ける場所もあります。
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