「江戸歌舞伎発祥之地」
銀座一丁目交番を日本橋方向に行くと、すぐ左側に石碑があります。
ここが「江戸三座」の内で最も古い「猿若勘三郎」が”座元”となり開いたという「中村座」の記念碑です。
「猿若勘三郎」は後に”座号”を採り、「中村勘三郎」と名乗ったそうです。
「中村座」は寛永3年(1624)、京橋の袂に開場しましたが、「中村勘三郎」と言う名前は、もともと興行主の名跡で、役者の名前ではありませんでした。
時代が下って、座元が役者も兼ね、また役者が座元も兼ねるようになりましたが、明治以降は、興行権がなくなり、単に役者名になったそうです。
13代迄は屋号を「柏屋」と名乗っていたそうですが、14,15,16代と「中村勘三郎」を襲名しない代があり、昭和25年(1950)に途絶えていた「中村勘三郎」の名跡を、17代目が名乗る事になりました。
定紋は17代以降は「角”すみ”切り銀杏」を使っています。また屋号もこれ以来、「中村屋」と定めたそうです。
春の「新歌舞伎座開場」の”お練り”は、まさにここから、スタートしました。
約400年近くの歴史を持った、「歌舞伎」です。
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