「お化け地蔵」
お地蔵さんというと小さいイメージがありますが、ここのは3メートル余りあり、昔、笠をかぶっていてそれが動いたからとか、或いはその大きさから「お化け地蔵」と呼ばれるようになったそうです。
右側の杉板張りの建物が、管理している鏡池山「松吟寺」と言う事ですが、普通の古い民家のようです。
古い東京電力のプレートが珍しいです。
台東区による説明文があります。
由来によると、室町時代に建立された、曹洞宗の「総泉寺」の境内地にあったそうですが、震災により板橋に移転したあとも、末寺の「松吟寺」が管理しているようです。
地蔵の創建は享保6年(1721)で、脇にある常夜灯は寛政2年(1790)にできたそうです。
関東大震災で地蔵は折れて、頭部は造りかえられているようです。
地蔵の足元には由来が刻まれています。
「お化け」というと何か恐ろしい意味を想像しますが、もともと「お地蔵さん」は子供の成長を見守ってくれる仏様ですから、一段の御利益があるのでしょう。
台東区の英訳では「HAUNTED JIZO」と書いてありますが、あまりにも直訳しすぎているようです。
道路のすぐ脇にひっそりと立っていて、見過ごしてしまいそうですが、このような大きな「地蔵」はなかなかありませんので、一度訪れてみては如何でしょう。
« 「為書きのビラ」 | トップページ | 「晴海埠頭」と「豊洲」 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 「水無月」(2015.06.05)
- 「いよいよ、つきじ獅子祭」(2015.05.31)
- 「文字の面白さ」(2015.05.28)
- 「京都のエスカレーター」(2015.05.09)
- 「福徳神社」の思い出(2015.03.23)
「浅草あたり」カテゴリの記事
- 浅草「木馬館」(2014.05.26)
- 「大提燈」に思う事(2013.11.19)
- 神様のデパート 「石濱神社」(2013.08.02)
- 「十返舎一九の墓所」 東陽院(2013.07.29)
- 「今戸神社」(2013.07.28)
「昔のこと」カテゴリの記事
- 「半世紀前の小田原町」(2014.10.21)
- 「オリンピックから50年」(2014.10.10)
- 市場の「遊技場」(2014.04.24)
- 「築地精養軒」(2013.10.31)
- 「京橋区の古地図」(2013.10.26)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント