「橋場不動尊」と「魚がし」の提燈
「橋場不動尊」は砂尾山橋場寺不動院 という天台宗の寺院です。
歴史は古く天平宝字四年(760)の創建で、今の本堂は弘化二年(1845)のものだそうです。
小さいながら、立派な佇まいの本堂ですが、「魚がし」奉納の提燈がありました。
前立本尊を拝む為に、下の方が畳まれていて、良く見えませんでしたが、「講」の奉納では無いようです。
「魚がし」と書かれた両側には、「輪宝」(りんぼう)の柄が書かれていて、奉納された、仲卸の「屋号」が見えましたが、全てを確認できませんでしたので、改めて行ってみたいと思います。
ここには「土用の丑の日」に鰻を食べようという江戸時代に「キャッチコピー」を作り、今に広めた「平賀源内」の墓があります。
また、こちらの御本尊は相州、雨降山 大山寺にある不動明王と同じ木から作られたということです。
浅草名所七福神の「布袋尊」が祀ってあり、昭和62年に始まった、関東三十六不動尊の第二十三番札所としても有名です。
車で通ると見逃してしまうような入り口のお寺ですが、小さい中にも歴史が凝縮していて、またゆっくり訪ねたいと思いました。
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