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2013年7月18日 (木)

「天水桶」

色々な寺社に行った時、本堂や社殿の脇に天水桶を見かけますが、その多くは奉納されたものです。

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これは、波除神社にある、江戸消防記念会、「第一区 六番組」から奉納されたものです。

明暦の大火の後、幕府は日除け地のほか、天水桶の設置を義務付ける「法」を出し、商家をはじめ多くの寺社も設置していたようです。

なにしろ、「火事と喧嘩は、江戸の華」と言われた程、火事が多かったからでしょう。

もともと、江戸の火事では、風下の隣家を先に取り壊してしまう、延焼防止のやりかただったので、初期消火以外は、火の粉を消す用途に水が使われていた程度だったのでしょう。

地方では、高野山の様に、屋根の上に木製の「天水桶」が乗っている場所を見かける事もできます。

戦前までは本来の消火の為の物が数多くあったそうですが、金属類の供出により一時は鉄製の古い物が無くなっていったそうです。

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波除神社には、供出の難を逃れた江戸時代奉納の「天水桶」もあります。

戦後、各地の志納者により、新たに奉納されましたが、本来の目的とは多少違った、装飾的なものが多くなっていったようです。

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小生の子供の頃には、近所の店先に小石をコンクリートで固めたような、「用水」と書かれた箱型の「水鉢」がありました。白いタイルに「火の用心」とも書かれていましたが、その「水鉢」は植木鉢代わりに使われておりました。金魚鉢に使っている家もありました。

墨田区では、消防車が入れない狭い路地に、雨水を貯める「路地尊」「天水尊」を設置して、水の有効利用と、火事の初期消火に役立てています。

しかし、現在の寺社においては、その装飾を楽しむのも、一興なのではないでしょうか?

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