「銀座のビル」
「尾張町行くよ!」 祖母が銀座へ行くときは旧町名で呼んでおりました。
かちどき橋停留所(築地6丁目交差点付近)から都電に乗り、銀座4丁目で降ります。
祖母は年中、着物で過ごしていたので、前掛けだけを外して手提げ袋を持って出掛けておりました。
特によそ行きの恰好はしません。当たり前ですが銀座は隣町で、特別な場所ではありませんから小生もそのままついて行きました。
当時は今と同じ「和光」のビル、三越、円柱型の三菱マークの「三愛」のビル、などがありましたが、三原橋付近の「常磐興産」のフクロウの電飾看板が印象に残っております。
最近閉店した、「松坂屋」が祖母のお気に入りでした。
先日、銀座へ出掛けましたが、ビルのデザインにも隔世の感があります。
銀座4丁目から京橋方向。
通りを一本入ると自己主張の強いビルが建っておりました。
下から見上げると一瞬、何の画像か分かりませんね。
形も窓の配列も曲線を用いています。
また、こちらも個性が強いデザインです。
不思議なデザインで個性を主張しているようですが施工業者の苦労の方を考えてしまいます。
内装のデザインも気になりますが、使い勝手はどうなのでしょうか?
表面の素材も特殊なものなのでしょう。
正面から見ると、商業ビルの枠を超えて芸術作品に見えます。
銀座と言う場所柄、個性の表現が色々な形で行われていますが、やはり「大人の街」なのでしょう。
子供には敷居が高くなった感じがしました。
しかし一方で「泰明小学校」のように区立小学校もあります。
住人は少なくなってしまっていますが銀座には区立住宅もあります。
「街」はその町の個性と、そこに住む住民とが一体となって醸し出され、発展するように思う様になりました。
今の子供にも「子供の頃の思い出」のひとつに「銀座」も入ってもらいたい。
そんな気がチョットしました。
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