「環状2号線」工事中
ここは、市場の岸壁の一番南側の場所ですが、架橋用のスロープが設置され、順調に工事が進んでいるようです。
小学生の頃から、ここへ来て「クラゲ」をつついたり、「サッパ釣り」をして遊んだり、線路でイタズラをしたりしておりました。
当時から眺めが良くて、都会の喧騒を忘れられる場所でした。
右手前側が竹芝桟橋
当初、この計画は、隅田川を海底トンネルで越える計画でしたが、いつの間にか架橋する計画に変わっていました。
銀座中学で開催された東京都の説明会に行ってきましたが、何故計画が変わったかという、思っていた答えは得られませんでした。多分、予算が大幅に削減できるからでしょう。
(対岸は勝どき地区)
担当者が、面白い事を行っていたのが印象に残っております。
この新しい橋は、勝鬨橋に代って「隅田川の第一橋梁」となるので、それなりの、装飾がなされるという話でした。
橋は下流から番号が付くという事、隅田川の第一橋梁は勝鬨橋だった事と、川の第一橋梁には、他と違う装飾予算が付くということ、これらは初めて知った事でした。
ならば、「ゆりかもめ」を豊洲から、晴海を経由してこの新橋梁に繋いで新橋まで延長すれば、もっと晴海地区にインフラが出来て便利になると常々思っていたので、その質問をした所、「ゆりかもめ」は交通局の担当だからと、軽く一蹴されてしまいました。
一緒に予算を組めば、第一橋梁たる面目が保たれるのに、とも思いました。
生まれ育った土地なので、人一倍築地に思い入れがあります。
老朽化した築地市場の再開発は当然のことと思いますが、紙の図面上だけでは語れない、多くの事があるような気がします。
どうせオリンピックを目指すなら、その開催後の日常まで計画して開発を進めて欲しいと、いつも思います。
架橋工事が進む中、子供の頃の原風景が少しずつ消えて行ってしまうのが寂しい気がしますが、これも時代の流れの一つです。
移転するまでの、残された築地にある市場とその思い出を、もっと自分なりに書き留めておきたいと強く感じます。
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