「日本橋」
日本橋は、家康が江戸幕府を開いた後の1603年、初めて架橋されました。
今の橋は十九代目で明治44年(1911)に架けられた橋です。
魚河岸の元祖、森一族が家康により漁業専売の特権を与えられ、幕府献上品の他の魚は独自に販売するようになったのがここ「日本橋」のたもとからです。
築地の「魚河岸」の起源の場所です。
家康がいち早く「日本橋」を日本の街道の原点と定めたので、浮世絵にも多く日本橋が描かれるようになりました。
渓斎英泉 「木曾街道 続ノ壱 日本橋 雪之曙」
葛飾北斎 「富嶽三十六景 江戸日本橋」
日本橋は橋の真ん中に日本の国道の道路元標が埋め込まれています。
明治政府も家康に倣い、ここを国道の起点と定めました。
神田祭と山王祭もここで境界が分かれます。
今も昔も「日本橋」は何と言っても、「お江戸」の中心です。
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