「東京駅」に思う事
中央口には、皇室専用の車寄せがあります。
丸の内中央口。一般利用客は立ち入り禁止。
開業当時の丸い屋根の復原が今までと大きく違う点です。
丸の内南口の天井。
明かり取りの窓からの光と、レリーフがとても美しいです。
丸の内南口外観
銅葺きの屋根はもう黒くなっています。
旧、東京中央郵便局跡の「KITTE」より
東海道新幹線、東北、上越、山形、秋田、長野の各新幹線を除き、在来線は、昼間の「踊り子」と夜行の「サンライズ瀬戸、出雲」しか優等列車が無くなってしまいました。
「ブルートレイン」ももうありません。
地下駅から始発の特急はまだありますが、外観の荘厳さと重厚な造りとは裏腹に、どこか一抹の寂しさがあります。
ここから列車に乗る「ワクワク感」はもう感じられなくなりました。
今でも名実ともに、「日本の鉄道の玄関」である事は間違いありません。
通勤客がいかにスムーズに利用できるかという点では、「東京ー上野」間の連絡線の復活工事も現在進んでいて、さらに利便性が向上します。
しかし、「外見のリニューアル」ばかりが目立ち、そこに入る商業店舗の宣伝ばかりが取り上げられています。
時代の流れで仕方ないのかもしれませんが、そこに走る列車を一日に一本でも、ひと月に一本でも良いから、「東京駅」から出発する「旅」が感じられる「ワクワク列車」を走らせて欲しい物だと思います。
魚河岸との関わりでは、過去に北からの「東京市場駅」行き「鮮魚列車」がここ「東京駅」を深夜に通過して築地に行っていたという事もありました。
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