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2013年6月26日 (水)

「ターレー」

市場の運搬車と言ったら「ターレー」です。

正式名称は「ターレット トラック」と言うそうです。

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小型特殊車両なので、ナンバープレートが付いています。

勿論、免許が無くては乗れません。

築地市場では、朝霞製作所製の「ターレット トラックが」最初に使われ始めたので、この形の運搬車はすべて通称が「ターレー」となっているそうです。

富士重工製の「モートラック」という機種もあるのですが、それを初めに導入した他の市場では通称も「モートラ」と言っているそうです。

昔は、上野駅でも「赤いターレー」が郵便物の入った「郵袋」(ゆうたい)を載せ、沢山のトレーラーを引っ張って、構内を走っていた光景を思い出す方もいらっしゃるでしょう。駅用の「ターレー」には、荷台がありませんでしたが。

築地でも連結用のトレーラーは活躍しています。

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外側の「太い輪っか」が「ハンドル」、内側の「細い輪っか」がアクセルです。

上が黒い棒がチェンジレバー、「前進」、「中立」、「後退」の3アクションです。

ブレーキは右の足元にあります。サイドブレーキも付いています。

ウィンカーはありませんが、ヘッドライトも付いています。

築地ではもう、ガソリンエンジンの「ターレー」は今、走っている車両を除き全て充電式の電動車タイプに統一されてきております。

この「ターレー」や「モートラ」を作っている会社も今ではもう築地市場仕様は作っていないようです。

今では、「ニチユ」と「関東農機」の2社が築地市場仕様の「電動式ターレー」を作っているそうです。

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「ニチユ」製の「エレトラック」

主に水産関係の会社が多く使っているようです。

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「関東農機」の「マイティーカー」

主に青果関係で多く使われているようです。

面白いのは太田市場が開場した時に、元の神田市場ではそれまで一台も「ターレー」を使っていなかったそうで、青果はすべて新車が導入されたという事です。

築地の場内では、仕事が終わるとすぐに充電しなければなりません。ガソリンの様にどこでも入れるわけには行かないので、場内の整備工場の人が充電完了の車を入れ換え無くてはなりません。

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充電用のコンセント

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充電ステーション

「ターレー」は、ナンバープレートが付いているので、一般道でも走れるのですが、バックミラーが付いていないので、厳密に言うと場内専用車という事になります。

逆に言えば、バックミラーさえ付ければ、全国どこでも走れると言うわけです。

最新型の「ターレー」もあります。

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さしづめ、「ハイブリッド ターレー」と言う事になるのでしょうか?。

「ターレー」面白いですね。

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