地域に溶け込む「のれん」
「木へん」の「のれん」です。
築地だと「魚へん」の文字が、湯呑みや手拭に使われますが、「木へん」の「のれん」は初めてでしたので、改めて見ると読めない字がいくつかありました。
店頭にはそれらを材料として作られた、木工芸の品物が多くあり、「日本」が森の国と言う事を改めて感じました。
奈良井宿の塗り物屋
京都あたりの旧家の「のれん」を見ると、その町の歴史と共に地域に溶け込んでいて、その町の一部になっているように感じます。
東京では、日々街が変わり、飲食店もビルの中で集合体として営業するのが当たり前になっています。
一階で独立店舗として営業する「床店」”とこみせ”は数少なくなっています。
神田の一部や浅草あたりでは、まだ「床店」が多く見られますが、街の顔になる店舗の「のれん」がその店を主張します。
神田の「まつや」
店の意匠と共に街に溶け込んでいます。
街とその店を主張できる、そんな「のれん」がもっと増えたらいいと思います。
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