「露座の大仏」 高徳院
「大仏さま」のあるお寺は、大異山高徳院清浄泉寺(だいいざん こうとくいん しょうじょうせんじ)というのが正式な名称です。
当初は真言宗の寺だったようですが、その後臨済宗になり、江戸中期に江戸の増上寺の加護の下、再興されてから浄土宗の寺院となったようです。それは、膝上で両手を組む定印(じょういん)を結んでいて、真言宗系の阿弥陀様という事が分かるからだそうです。
大仏の縁起は元々、木像だったそうで、大仏殿もあったそうですが暴風雨で倒壊し、その後、今の大仏になり、同じように大仏殿も建てられたようですが、またも台風で大仏殿が倒壊し、その後の大地震の津波で大仏だけが残り、露座の姿になったという事です。
鎌倉の仏像で国宝に指定されているのはこの大仏さんだけだそうです。
外国人の観光客が多いのには驚きました。胎内巡りも子連れのガイジンさんたちが沢山並んでおりました。超人気スポットなんです。
元のお姿は、全身金箔に覆われていたようですが、今は、緑青の色がかえって美しく見えます。
子供の頃には、単に大きいと思っただけでしたが、造られてからおよそ750年以上、露座になってからも500年以上もこのお姿でいるのは素晴らしいと改めて思いました。
人は多いですが、やはり鎌倉は歴史がある町なので、見る物が沢山ありますし、空気感も違うような気がします。たまに行きたくなるのはのは、そんな中に身を置きたくなるからなのでしょう。
日帰りの小旅行には丁度良い観光地です。
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