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2013年5月12日 (日)

「出雲大社」 平成の大遷宮

島根県 出雲市にある「出雲大社」。 祭神「大国主命」の御神体が、修造された本殿へ遷座される行事が昨日、五月十日、60年ぶり行われました。

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右側が拝殿、左側が本殿

「出雲大社」というと「神話の国」、「縁結び」、「神在月」、「大注連縄」、「二礼、四拍、一礼」

他の神社とは違う所が色々あります。

今回の遷宮は、伊勢神宮の20年に一度の遷宮と年が重なる特別な年にもなります。

大国主命と因幡の白ウサギの話でも御存じのとおり、祭神は「大国主命」です。

伊勢神宮の遷宮と違う所は、全部新しい本殿を作るのではなく、一度御神体を「仮本殿」に移してから旧本殿を直し、そこにまた改めて、遷座の行事を行なう点にあります。

Taisya0213c05

今回は主に1744年に建造された本殿(国宝)の屋根や千木、鰹木などの塗り替えをしたそうです。

桧皮葺きの屋根は1メートルの厚さがある所もあるようで、1、2メートル(4尺)の長さもある桧皮も使われたようです。また、千木や鰹木を覆う銅版に「ちゃん塗り」と呼ばれる特殊な塗装も百数十年振りに行われたそうです。

出雲の遷座の意味には諸説あるようで
 (1) 木造建築の建物を維持していくため
 (2) 社殿の建築など様々な技術を継承していくため
 (3) 神社は清浄であることが必要で、そのために遷宮を行う(神の力がリフレッシュされ         る)
    などと言われています。施工は清水建設だそうです。

十月の神在月には、毎年全国から良縁を求める女性が東京発の寝台特急「サンライズ出雲」に乗って大挙押し掛ける場所にもなっているようです。男性は行かないのかなぁ?

今年は「日本」がリフレッシュされる年になりそうです。

出雲や伊勢にも行った事がありますが、何か不思議な気持ちになれる場所である事は感じられました。

一度訪ねられてみては如何でしょうか? 

もっと詳しく知りたい方は http://www.kankou-shimane.com/sengu/

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