「出雲大社」 平成の大遷宮
「出雲大社」というと「神話の国」、「縁結び」、「神在月」、「大注連縄」、「二礼、四拍、一礼」
他の神社とは違う所が色々あります。
今回の遷宮は、伊勢神宮の20年に一度の遷宮と年が重なる特別な年にもなります。
大国主命と因幡の白ウサギの話でも御存じのとおり、祭神は「大国主命」です。
伊勢神宮の遷宮と違う所は、全部新しい本殿を作るのではなく、一度御神体を「仮本殿」に移してから旧本殿を直し、そこにまた改めて、遷座の行事を行なう点にあります。
今回は主に1744年に建造された本殿(国宝)の屋根や千木、鰹木などの塗り替えをしたそうです。
桧皮葺きの屋根は1メートルの厚さがある所もあるようで、1、2メートル(4尺)の長さもある桧皮も使われたようです。また、千木や鰹木を覆う銅版に「ちゃん塗り」と呼ばれる特殊な塗装も百数十年振りに行われたそうです。
出雲の遷座の意味には諸説あるようで
(1) 木造建築の建物を維持していくため
(2) 社殿の建築など様々な技術を継承していくため
(3) 神社は清浄であることが必要で、そのために遷宮を行う(神の力がリフレッシュされ る)
などと言われています。施工は清水建設だそうです。
十月の神在月には、毎年全国から良縁を求める女性が東京発の寝台特急「サンライズ出雲」に乗って大挙押し掛ける場所にもなっているようです。男性は行かないのかなぁ?
今年は「日本」がリフレッシュされる年になりそうです。
出雲や伊勢にも行った事がありますが、何か不思議な気持ちになれる場所である事は感じられました。
一度訪ねられてみては如何でしょうか?
もっと詳しく知りたい方は http://www.kankou-shimane.com/sengu/
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