「四国八十八ヶ所」の遍路
起源”は空海が四国の大自然に分け入り、たった一人で厳しい修行を重ね、万人を救う「方便究寛」と言う世界観を開いた場所と言うことで、弘法大師の死後、その弟子たちが大師を慕ってその遍歴の後を辿ったことが始まりだそうです。
先日、”四国霊場開創1200年記念催事” 「1日で巡るお遍路さん in 丸の内」 というイベントに行って来ました。
東京では実に七十七年ぶりの出開帳(でがいちょう)”お寺の本尊を持ち出して各地を廻る事”だそうで、大勢の参加者で混雑しておりました。
新装なった丸の内の中央郵便局のあとに建った「KITTE」の中で開催されておりました。
会場は撮影禁止でしたので、画像はありません.。
同じ大きさの厨子に安置されたそれぞれの寺の、白木のご本尊があり、説明書きと共に第一番札所から順番にさまざまな仏のお顔を、近い距離で拝ませていただきながら、お賽銭の代わりのお札を置いて第八十八番札所まで巡拝します。
御本尊は、日本を代表する仏師、「松本明慶」の出開帳用の木彫仏で、皆「御霊分け」がされていますが、現地には本当のご本尊はいらっしゃいます。
足元のカーペットの下にそれぞれの寺の砂が敷いてあるという事で「お砂踏み」という疑似体験も併せてできる仕組みでした。
全部廻ると「結願の証」を頂けます。
一日で廻るというありがたい企画ですが、二時間以上かかりました。
ご朱印は頂けませんでしたが、満足感がありました。次は、仙台で開催されるそうです。
本当に”四国八十八ヶ所”の遍路をするには、色々な準備と時間と体力が無ければできません。
偶然とはいいながら、この企画と出逢えてありがたく思いました。
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