秩父札所 「第三十一番 観音院」
こちらの仁王門にある仁王像は、石像としては日本一の大きさだそうです。
駐車場の横に「三十一番」の石碑が建っていたので、すぐに行けると思っていたら、とんでもない急斜面に階段がありました。仁王門の裏に貸出し用の「杖」が置いてありました。
切り立った崖の脇の階段を登りつめると、張り出した岩の下に本堂が建っておりました。
本尊は聖観世音菩薩。宗派は曹洞宗です。
よくこんな山深い、急峻な所に御堂を建てたと思います。観音信仰の成せる技なのかもしれません。
本堂の左側には、磨崖仏といわれる爪彫りの千躰仏があり、屏風の様な岩肌に刻まれておりました。
奥の院への参道は閉鎖されておりましたので、お参りを済ませてから、御朱印を戴き、また、急な坂道を降りました。
来年は、観音様に縁の深い年の「午歳」で、秩父三十四ヶ所の札所では、普段秘仏の観音様も総開帳になるそうです。
十二年に一度の大イベントになるようで、出開帳もあるそうです。
先日は「四国八十八ヶ所霊場」の出開帳が、七十七年ぶりに丸の内で行われたばかりですが、両国の回向院では、長野の「善光寺」の出開帳もあったそうです。
伊勢と出雲の遷宮もあり、日本が新しい空気にリセットされるような気がします。
「跳ね上がる馬」の様な良い年になって欲しいと思います。
住所:埼玉県秩父郡小鹿野町飯田観音2211
西武鉄道・西武秩父駅から西武観光バス「栗尾・坂本ゆき」バス52分。栗尾下車、徒歩1時間。栗尾から道沿いの山門まで45分、山門から本堂まで坂道と約三百段の石段を15分登る。三十番から徒歩約6時間。(18km)
« 「犬釘」 いぬくぎ | トップページ | 秩父札所 「第三十二番 法性寺」 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 「築南橋」 (ちくなんばし) と 「門跡橋」 (もんぜきばし)(2013.08.03)
- 「今戸神社」(2013.07.28)
- 「晴海埠頭」と「豊洲」(2013.07.27)
- 「元三島神社」(2013.07.23)
- 「古峯神社」 ふるみねじんじゃ(2013.07.21)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 「水無月」(2015.06.05)
- 「いよいよ、つきじ獅子祭」(2015.05.31)
- 「文字の面白さ」(2015.05.28)
- 「京都のエスカレーター」(2015.05.09)
- 「福徳神社」の思い出(2015.03.23)
「季節感」カテゴリの記事
- 「立春」(2015.02.04)
- 「酉の市2014」(2014.11.11)
- 「秋の空」(2014.09.18)
- 「秋の山野草」(2014.09.14)
- 「局地的短時間豪雨」(2014.09.10)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント