お台場行きの「遊覧船」
まだ、明石橋(あかしばし)があった頃、遊覧船にのって、お台場に「かに」を捕りに出掛けておりました。
あかつき公園はまだ埋め立て前で船溜まりがあり、築地7丁目と治作の間に「明石橋」が架かっており、すぐ右横に遊覧船の「乗り場」がありました。
(中央区立京橋図書館資料画像より)
乗り場は写真の右奥。左の煙突の奥は保健所、現在の明石町保育園。
当時の「お台場」はまだ「島」で船でしか行けませんでしたので、日帰りの行楽として、家族で出かけておりました。
今のお台場はレインボーブリッジの橋脚が建ち、観光地となっていますが、まだ「孤島」でしたので、遊覧船を降りると、船はまた次の時間まで来ません。
弁当を食べ、磯遊びに飽きた頃、また遊覧船に乗って帰ります。丁度良い日帰り小旅行でした。
(中央区立郷土天文館資料より)
橋の奥は、石川島のドック。今の佃リバーシティー。
隅田川から見る勝鬨橋は、深緑色に塗られており、今のグレー色より重厚感がありましたが、綺麗とは思いませんでした。しかし、当時はまだ開いていましたので、橋の下を通ると、「これが開くんだ。凄いな。」と思いました。
隅田川にはカミソリ堤防が両岸にそびえたって倉庫群も」立ち並んでいましたので、今ほど川の美しさを感じられませんでした。
現在は川の護岸も整備され、「川」に親しめるようになりました。唱歌「花」のイメージの「春のうららの隅田川、、、}が戻ってきている様な気がします。
この季節、勝鬨橋のたもとはツツジが綺麗に咲いています。川辺を歩くのもイイですね。
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