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2013年3月22日 (金)

目に青葉 山不如帰 初鰹。「絵びら」

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不許複製 (昭和20年代後半頃の 「絵びら」 当店所蔵)

いきなり、春が来てますね。東京の桜はもう満開の勢いで咲いています。

魚河岸は、江戸期からいつも「旬」を先取りして来ましたね。

このポスターは、市場の仲卸さんなどから、開店する店舗へ、おめでたい文字を書いて贈ったものです。「絵びら」と言って、今でいうポスターです。

上の「鰹」の「絵柄」は鮮魚店などに喜ばれました。

「絵」を肉筆で絵師が一枚一枚手描きし、うちで文字を書いて納めます。

七福神、鶴亀、宝船、牡丹、だるま、御所車、鯛、伊勢海老、富士山、日の出などおめでたい「絵柄」を予め絵師に依頼して書いてもらい、注文ごとに 贈り主と贈り先の名前と 祝、福、壽、などの字を書き、「来る客も また来る客も 福の神」のような「嘉言」(かげん)を赤でいれて完成する訳です。

当時、開店祝いには、花環や、生花を贈る習慣はまだほとんど無かったので、開店する店の正面に、べたべた貼って賑やかしにしていたようです。

今でも時々注文を受けますが、もう絵師がおりません。ストックがあるだけです。

絵も昔の方が、職人が腕を競っていたので勢いを感じます。絵師もたくさんいたのでしょう。

「絵びら」は主に、うちの様な 「提燈屋」 が書いておりました。地方では今でも、選挙の折に立候補者の名前を書いて、(所謂、為書きの ビラ として)使われている様です。特に、「だるま」の柄が喜ばれるようです。

今でもやってますが、懐かしい江戸期から昭和の文化です。

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